現在のバックオーダーとリードタイムについて またお問い合わせの件でお願いなど 9/29 2024 更新

更新 9/29神奈川に自宅に戻りしばらくはそちらで業務を行います。バックオーダーですでにお預かりしている物件3件は神奈川に持ってきました。その他現在リストにあるバックオーダーはおそらく神奈川で対応になると思います。十分な機材を置いており調整や測定は問題ありません。

更新 9/13

急な私家の用事ができましてしばらくはそちらに注力をせざるを得ず 申し訳ありませんが予定が少し遅れます。詳細は別途アップデートさせていただきます。何卒よろしくお願い申し上げます。
メールでお問い合わせいただく場合はブログ左上のメール送信からお願い致します。
あるいはここをクリックしてお願いいたします。以下のメールアドレスをコピーペーストしてから直接お送りください。

ariaclubjp@gmail.com

いただきました仕事は責任を持って真剣に行わせていただいていますが、今は 引退し 趣味人、自由人としてやっておりますので堅苦しいことは好みません。お気軽にお問い合わせなどいただけましたら幸いです。時々なかなか進まないこともありますがその場合ほとんどは修理の過程で簡単にはかたずかない技術的問題が発生するなどの理由で最も良い対策を考えているなどがほとんどですので そのようにご理解ください。アンプは通常の低周波増幅器ですから部品が手に入らないような場合は代替え策を検討するのに時間がかかることもありますが 部品が手に入れば解決できない技術的問題はありません。そういうことも含めてお尋ねに関しては率直にご返答をさせていただきますので お問い合わせなどは どうぞお気軽によろしくお願い致します。

 

現在のバックオーダー

 

田舎暮らしと地域活性化そして何より自分たちで全て天然肥料を用いて無農薬で良い食材を生産し消費することや 人間が生活しやすい里山や海の環境を維持 若い世代の仕事と十分な収入を可能とし また文化的生活を確保しつつ 自然豊かな環境でのびのびと暮らせる 生活しやすい地域にできればという考えで活動をしております。その中で以前から継続してまいりましたアンプの修理なども行わせていただいています。現在、自宅のみならず周辺の空き家や老朽化した家屋など十分に使えまた十分な強度もあるものの放置されている物件などは 痛まないように 誰かが住みたいときにすぐ使えるように オーナー様の許可を得て ボランティアで補修、維持管理などもさせていただいています。そういうことで家の改修や 内装のリニューアル、他 修繕なども自分達で行っており、それらが一旦区切りがつく予定の9月中旬頃まで 新しいメンテナンスの受注は勝手ながら 一旦休止させていただきます。と申しましたが 山にある天然の樹木 栗やクルミの木、ビワなどの苗が生えてくるので みかんや梅、桜 他とともに 園芸用家庭用果樹の苗も販売を始めました。また天然の海水の天日塩(イオン釜ではない昔ながらの製法)を自分で作り それを用いて 無農薬で落ち葉などの天然堆肥のみを肥料とした梅の果実を漬け込んだ梅干しを作ってご紹介していたところ 思いのほか 受注をいただき7月に入り 大量の梅干しの天日干しの工程を始めまして そういったことに時間を取られており さらに 空いている土地に梅の木を植樹しジュースやシロップ用、梅酒用 梅干し用の完熟梅などの梅果実の販売も行おうかというところです。 観光地の近くでもあることから使っていない建屋を修繕して 民泊も視野に入れ有効活用を考えておりその準備もしており、この際 ついでに音楽付き休憩所兼カフェまで(食材提供には保健所の許可が必要ですからそこまでは行わないつもりです) できればと思い色々試みておりますが 小規模ですから売り上げが労働対価に見合うかどうかが懸念点でまだ先は見えません。お客様には関係ない話で恐縮ですが 9月末で一段落しますので 10月上旬からは通常業務に戻る予定です。お急ぎの場合も ご相談いただけましたら可能な限り早めに対応は可能です。SA3, SA3.1 SA5, SA5.1 SA3000, SA5000, SA12, SA100,DA10は自分でアップグレードまで行い自分で使っており過去 30年ほど全て自分でメンテナンスをしてきまして故障する箇所やその症状まで含めて大体わかっているつもりで 慣れていますから修理なども速いとおもいます。SA20, SA220も同様で自分で使いメンテナンスをしていますが 出力段のMOSFETが故障した場合 部品がもう市場にもないため修理ができないことがあります。しかし 故障の状況によっては1−2台なら 在庫の部品を使用してまだなんとかなるかもしれません。というところです。重量があるので取り回しが大変ですから修理可能であっても少し時間がかかると思います。慣れている製品の場合故障の症状などをメールや電話でお聞きすれば故障箇所をだいたい予測できますから すぐ直せると判断した場合はお引き受けし2−3日でお返しできることもあり リストの一番最後の案件が先に終わっていたりするのはそういう理由です。いずれにしましても完全に平常になりましたら再度アナウンスさせていただきます。プリアンプ全般やDA10,SA12, SA100などの修理やメンテナンスは通常通り可能です。 もしお急ぎで 必要であれば 個別にお問い合わせいただければその時の状況にもよりますが 対応は可能ですのでお問い合わせいたけましたら リードタイムなども合わせてお知らせ いたします。これが本業というわけではありませんので 不定期に状況が変わることはご容赦いただきたいですが ご依頼をいただけましたら比較的早期に着手は可能です。よろしくお願いいたします。


1. SA2 修理およびオーバーホール Iさん 5.18--> 完了出荷済み
2. SA5.1メンテナンス Yさん 5.23 --->完了出荷済み
3. NP220 キットインストール Gさん  5.22-5.30 に完了目標--->6月第2週終了予定 少々遅れておりますが近々完了目標にて
4 .SA20トランス交換修理 Hさん 5.22-5.30に完了目標--->完了 出荷前ランニングテスト中 
何も問題がなければ再度バイアスとDCオフセットを確認及び微調整後、最後に数時間ランニングテストを実施した後---> 6/6に出荷済み 
5. SA3000メンテナンス Kさん 5.25-6.10に完了目標--->6/2完了 出荷済み
6. SA5000メンテナンスMさん 5.30-6.15 完了目標ーー>6/1完了 出荷済み
7. SA12メンテナンス Aさん  5.25-6.10に完了目標ーー>6/4 出荷済み
8.SA5000 plitron トランスインストール他 Hさん  8月上旬頃にお送りいただき作業を開始予定 --->完了 お客様ご希望により8/20出荷済み
9. SA220メンテナンス Iさん 7月以降 予定はご相談の上決定
10.SME フォノイコライザー SMEのSPA-1HL メンテナンス Iさんーー>不良箇所は概ね特定できましたが、部品へのアクセス   が良くなく 場所によっては色々ばらさなければならない製品で且つネジの位置などが面倒なところについているので 恐縮ですが少々ゆっくりさせていただいています。^^;
11.DA10メンテナンス Yさん--->不良原因はデジタルフィルターの電源バイパスコンデンサー不良 ついでに周辺コンデンサーも交換予定 仮配線で動作は良好に復帰 部品入荷次第 7月第1週に完了予定-->完了 試運転中 7/20出荷済み

12. SA2 メンテナンス Hさん 7月第2週ー3週を予定 ーー>完了 7/10 出荷済み
13. Sa5.1 点検メンテナンス G様
14. Sa3000 修理 K様
15. SA5000 修理 アップグレード A様 (VISHAYの抵抗をメーカー指定スペックで特注し製作してもらいっているため納期    が1.5ヶ月かかり入荷待ち 10月以降 神奈川に戻った際にそちらで作業予定
16. SA5000 メンテナンス 故障防止、信頼性、音質向上目的にて電解コンデンサー全てを
一部 無極性オイルコンデンサーも使用しオーディオグレードの上位品に交換 Y様 部品在庫があったことと
もう一台のSA5000の作業もあり効率的にできるため恐縮ですが優先的に先に行わせていただきました。
--> 8/13完了8/14出荷済み
17. DA10, DA11 点検修理 Hさん 10月以降 神奈川に戻った後で実施予定
18. SA3000 修理 M様 10月以降
19. SA5000 修理 A様  10月以降

20. SA5 メンテナンス アップグレードしたSA5を長年お使いの知り合いのKさん 不具合修理 ボリューム交換 RCAジャッ.    
     ク交換など --> 完了 9/9 出荷済

21. SA5.1 アップグレード版 メンテナンス Kさん -->完了10/8出荷

22. SA12 修理 2台 T様 10/8 検査 着手

23. SA100 点検 軽整備 K様

24. SA3.1 メンテナンス アップグレード S様

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2024年10月 7日 (月)

メール不具合について メールをお送りいただいているのにこちらから返信がない場合

最近お送りいただいたメールがこちらにとどいていないケースがあり メールをお送りいただいているのにこちらから返信がない場合 お手数をおかけしますが再度こちらのメール送信から送信いただくかコメントに書き込んでいただけましたら幸いです。一度復旧すれば問題はないようですが 数名様からメールが届いていない現象があり書かせていただきました。よろしくお願いいたします。


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2024年10月 5日 (土)

神奈川の自宅に戻りまして当分はこちらで活動いたします。

Img_3063_20241006011101Img_3064_20241006011101  

とりあえず自宅の作業場兼調整室に約2年ぶりに戻りました。数日である程度かたずけ終わり バックオーダーの着手開始の予定にてお待たせしており誠に恐縮ですがもう少々おお待ちいただきたくお願い申し上げます。

作業をしながら長時間レコードを聴いていることが多いので特に オートチェンジャーつきThorensTD224は数枚のLPを連続して聴け、90分くらいは自分でレコードを触る必要がなく、終わったら勝手に止まるので私に取っては必修のターンテーブルで大変重宝しています。

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2024年9月18日 (水)

カウンターポイント製品の買取について 故障品も状況によって十分買取可能です。

もし不要にカウンターポイントの製品をお持ちで処分を考えておられる方がおられましたら当方で買取も可能ですし
故障していても買い取れる可能性があります。ただしプリアンプなどでつまみがないようなバラバラになったようなものは引き取れません。
もし捨てようかどうしようか思案されている場合はぜひお声をお掛けいただけましたら幸いです。色々お問い合わせをいただくうちに
多くのカウンターポイントファンの方がまだおられ、皆様、長く使って行きたいとのお考えも知り このある種唯一無二の絶滅危惧種をできるだけ残して行ければと思い 協力できればとの考えから 買取をさせていただきながら しっかりメンテナンスをしてファンの皆様に末長く使っていただけるよう そして できるだけ残して行きたいと思っている次第です。

わたしは技術者ではありますが、カウンターポイントのメンテナンスをビジネスとして考えているわけではなく これで生活しているわけでもありません。 あくまでも趣味の延長かつ 多少の生活の足し程度でこういう仕事もさせていただいているので 自分も製品のファンであり自分で30年ほどメンテナンスをしてきまして様々な故障やトラブルを経験し全て解決してきた経験や アップグレードの音質改善効果なども 継続して試作評価をして参りましたので 製品については おそらく かなりよく理解している方だとおもいます。そして以前はMIKE ELLIOTTという先生がいました。氏は今もお元気ですがフライフィッシングやアウトドア生活を楽しみつつ アメリカFM局KPOV 88.9Mhzで Jack Elliottという名前で毎月第一日曜日の朝にSUNDAY CLASSICS というクラシック音楽を紹介してほぼ全曲を流す番組のホストをやっておられます。

その設計思想から目指す音楽性など思想的なところから 高い音楽性や理想的な音色を得るためにあえてやや特殊な回路設計にしているなど 測定スペックにあえてこだわらず耳で聞いて良い音が良いものだというような ところまで多くを教えてもらうことができました。ということで現在も私自身がカウンターポイントの製品の大ファンであり 多くの種類の製品を多数使用し 自分でメンテナンスしながら維持管理しており アップグレードの施策なども継続して行なっています。その流れで故障の傾向や質もわかってきましたので、慣れていることは確かです。個人的に好きでやっている熱狂的ファン、エンスージャストであり 多少の生活の足しにはなっても商売としてカウンターポイントのメンテナンスをしているわけではありません。その分趣味的要素が強くコストを度外視して時間(特にこれは様々な試みの検証や修理、故障箇所の解析や最も良い対策などを考慮しまた実践しそれを検証するために かなりの時間をかけてきましたので商売としてはできないと思います)や資金(大した金額ではありませんがそれでも結構投資はしたと思います)を投入して、のめり込んでいる分 知識や経験、音質改善のためのノウハウなどもそれなりにあるとは思っています。どうでも良い話で恐縮です。技術がある方でしたら誰でも修理は可能だと思いますし 良い修理メンテナンスをされる方々が世の中には多数おられると思います。
是非皆様が ご自身のお好みに合う技術者の方を見つけられ 末長くお使いいただくことを願ってやみません。もし飽きてしまって 手放されることをお考えでした 探しておられるお客様もおられますから 是非当方にもお声をお掛けいただければ幸いです。
ついでにJACK ELLIOTTの紹介を貼っておきます。よろしくお願いいたします。
当該のFM放送はインターネットで聞くことができます。FACEBOOKは少しだけやっていたみたいですが、S/N比(SIGNAL to NOISE RATIOが悪い=雑音が多い)のでやめたらしいです。
https://kpov.org/program-hosts
20240920-111225

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COUNTERPOINT SA20, SA220 , SA12, SA100 の修理に関して 

最近お問い合わせが多いので簡単にここに記載いたします。あくまでも当方が保有する保守部品と市場から調達できる部品状況でも変わりますが
今のところ数十台レベルで修理が可能はどうかとご理解ください。
カウンターポイント パワー アンプ

SA12, SA100はいかなる故障も現在は修理は可能です。
ただし当方が所有する出力トランジスターである パワーMOSFETの在庫は40チャンネル 分程度で、米国の知り合いのところにも
まだそれなりに在庫があるようですから 当面故障しても片方のチャンネルが故障のケースでは4台以上、両方のチャンネルが故障の場合は20台以上は修理は問題ないと言えると思います。またよほど大音量で常時使用したりしない限りあまり故障はしないと思います。そのほかの故障は市場在庫や代替え部品で対応できるので問題ありません。

SA20, SA220は 出力トランジスターである パワーMOSFETが故障した場合 当方が所有する部品の在庫は2チャンネル 分プラスアルファ程度のみ、米国の知り合いは在庫はないそうです。ですので修理が可能としても片方のチャンネルが故障したものなら2台、 L、R両チャンネル故障したものは1台のみ修理が可能です。プラスアルファは自分が使用中のSA20, SA220の修理用に保管しているものなのでお分けできません。
そのほかの故障は市場在庫や代替え部品で対応できるので問題ありません。

アウトプットステージが故障かどうかを簡易的に判断するには電源を入れて立ち上がった時に数分待ってヒートシンクが暖かければアウトプットステージは故障していません。もし片方が冷たい場合はそこが故障しているケースがほとんどです。立ち上がらずいつまでも赤いランプのままの場合は内部の基盤の故障なので修理は可能です。また音は出るもののノイズが混ざるなどの場合はゲートリレーはOK、出力段もOK
真空管により 信号増幅しているゲートドライバーのどこかが故障あるいは部品が不良ですのでこれは比較的容易に修理できると思います。
しかしながら基盤を一旦外して作業になりますから せっかく基盤を外すのですから ついでにいずれ劣化し最悪リークしてショートしたりすることがある電解コンデンサーも全て交換した方が良いでしょう。そこまでメンテナンスを行っていればその後10年20年はおそらく一切問題はないはずです。(真空管の劣化は別です。真空管は20年問題ないものがあれば、新品で試験機でプレート電流に問題はなくても 最初からノイズが出ているものも稀にあります。また数年でノイズが出るものもあり 個体差があり、これはしょうがないので割り切ってお使いいただいた方が良いかもしれませんが数年間使用してノイズが出ていないものは その後も長く安定していることが多いようです。)

このように音が普通に出るものの ノイズも乗るような場合は出力段のMOSFETを動かすゲートドライバーまでの回路のどこかの問題なので修理は可能です。

カウンターポイントのパワー・アンプ SA12, SA100, SA20, SA220の主な故障は出力段のMOSFETの故障以外はほぼ基板上の電解コンデンサーの故障が原因であることが非常に多いのでそのあたりを対策しておけば故障なく長年使えると思っています。私も自分でメンテナンスしながら30年以上使用していますがあらかじめ対策しておいたものはいまだに故障したことが有りません。常識を超えるような難聴になるような大音量で使用されるような負荷が高い使用を常時される場合はデバイスも常に大電流を流して高負荷で仕事をしているので故障する確率が高いようです。この場合出力FUSEを規定のものより2−3アンペア程度数値が小さいものにしておくことで異常な大音量時にトランジスターが故障する前にFUSEが切れて保護できますからそういう使い方も良いと思います。しかしながら相当な大音量でもアンプにとっては楽な環境だとおもいますから アンプが壊れるほどの大音量は一般家屋では常識的ではないのでそういう使われ方をする場合は他のメーカーの耐久性が高いアンプをお勧めします。マッキントッシュのようにトランス出力のアンプは電圧ドライブで電流値が小さくワッテージを稼げますからそういう使い方が向いているとおもいます。あるいは耐久性が高いバイポーラトランジスターやMOSFETを使用したアンプを使われるのが良いと思います。その場合カウンターポイントの音色は無くなりますが。

もしこれで何か参考になるようでした幸ですし、SA12, SA100, SA20, SA220 もより用部品を投入してメンテナンスを兼ねてアップグレードすることで今まで聞いていた以上の音質を容易に得られますのでそういう活用方法もあるとおもいます。私はカウンターポイントのアンプ群は非常に自然な生き生きとした高い音楽表現の製品が多く特にSA12, SA100, SA20, SA220で提唱されたNatural Progression(自然な音楽表現)のコンセプトの製品は非常に気に入っており自分でも使い、メンテナンスも行い、アップグレードも実施して使っている次第です。 SA12, SA100, SA20, SA220は、基盤ごと入れ替えアウトプットステージはバイポーラトランジスターによるNP100, NP220 というキットをMIKE ELLIOTTが供給していましたが それも過去に販売したものが残るのみです。入手はほぼ困難です。それでSA12, SA100をそのままアップグレードすることを私が自分でやってみまして非常に大きな改善を得やぶさかではありませんがアウトプットステージが万が一故障した場合は修理が不可能な可能性も考慮しなければなりません。ですので片方のチャンネルが故障したSA20, SA220を予備で持っておけばそのリスクもほぼ解消しますから そういう使い方が可能であればお勧めしています。しかし今まで故障していないなら今後も無理な使い方をしたり 電源を入れたままスピーカーケーブルをショートさせるなどの事故がない限り故障しない可能性が非常に高いと思います。 このようにカウンターポイントのアンプは修理可能ですがよくご存知の方が引退されるなどして 業者さんが断っているのではないかとおもいます。おそらく どこかの業者さんに出してもそこから元ノアさんに技術者さんなどにさらに外注していたのではないかと思われ ますが、普通の電気回路ですので修理できない故障は SA4のように真空管がもう市場にない場合やSA20, SA220のようにパワーMOSFET が入手できないような場合を除き修理できないものはありません。ぜひ諦めて捨てたりしないようにしていただければと願ってやみませんし。どうしても捨てられる場合は当方で引き取らせていただきますし故障に状態によっては
買い取らせていただくことも十分可能です。よろしくお願いいたします。

 

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2024年9月15日 (日)

SA5, SA5.1 電源ユニット制作のお問い合わせについて

先日 SA5の電源ユニットの制作ができないかというお問いあわせをいただきました。
もちろん技術的にはそれほど難易度も高くなく真空管アンプを趣味で制作される方なら誰でも可能なものだと思います。
しかしながら 電気製品を 新規に製作し販売、若しくは第三者に譲渡する場合 電気製品安全法 を遵守する必要があり
感電や火災など事故の要因を排除し法令で定められている基準に乗っ取り制作し検査をパスして出荷する必要があり
製作者に責任が伴います。従いまして コストもかかるものでございます。
まずケースをどういうものにするかなどから始まり部品選定や配線の引き回しなどを含めた設計図を作成
実際に加工、組み立て 安全試験 さらにSAに接続し 全体の点検と調整 測定及びテストなどの工程があり 高圧電源を用いますので漏電などの基準を満たすべく高電圧部同士の絶縁や端子間の沿面距離 配線材の絶縁性能や配線同士の空間距離なども全て計算して安全を満たす設計にしなくてはなりません。実際は何も考えずに適当に作ってもまあ大丈夫なのですが 生産財となるとそうはいきませんので事情が異なります。
ゆえに工数がかかります。こういった事情ですから制作は可能ですがそれなりの価格になってしまうのはやむを得ません。
しかしながら アップグレードで使用したりさらに良い部品を投入できるため電源ユニットをアップグレードプラスアルファのコストで新規のパワーサプライを調達できるとも言えるかもしれません。
電源は B+電源2系統(全波整流)とヒーターLED, ミュート回路用DC電源(製造時期により2種類あり)と整流管のヒーター用です
本体との接続はスイッチ回路とグラウンドなど合計10本です。
お安く見た目は気にせずとにかく動けば良いという場合 当方はお役には立てませんので 自作されるか 趣味でアンプを制作されているお知り合いなどに依頼されるのが良いと思います。当方も趣味の長いおつきあいの知り合いやお客様でしたら 仕事ではなくお受けすることはあります。そういう事情が有りますので。ご理解をいただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。

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2024年9月 3日 (火)

Sa12, Sa100 のアップグレードをさらに進めて試作をしてみました。

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これは半年以上前に実施して自分なりに評価をしてきたものですが、結果が良いと思いますのでちょっと紹介をさせていただきました。大袈裟ではなく今まで使ってきたSa12, Sa100がまったく別ものというほど改善すると思います。

今までは基盤上に電解コンデンサーの質を向上、整流器をSICやHEXFREDにアップグレードする主要な抵抗をアップグレードする出力段のレイルコンデンサーを良質なものにするなどを行ってきまして良好な結果を得ていたと思います。

今回真空管の信号増幅回 ゲートドライバーを中心により音質向上を図るべく試作してみました。

B+電源平滑回路にチョークコイルを使用

同回路の平滑コンデンサーを良質なオイルコンデンサーに置換

プレートドライブ用バイパスコンデンサーを良質なオイルコンデンサーに置換

これらにより全体の音の抜けが改善し リッチネス豊かでスムースかつ張り出しが豊かで 情報量もなぜか向上 艶のある実態感溢れる中高域に加えて量感と締まりを兼ね備えた解像度の高い よく弾むより躍動感が感じられる中低域が得られたと思います。今後はお客様がご希望されれば標準としてご紹介しようと思います。実はMike Elliottが以前行っていたNp100というアップグレードキットではすでに実施されていたもので効果は実感していたのですが Sa12, Sa100で実施してみて半年間以上ランニングテストを継続しながら評価してみたものですが 正直予想以上に向上したと思っており自分が使用しているSa12,Sa100は全てこの方式にしていくつもりです。

すでにSa12,Sa100をレイルコンデンサーも含めてアップグレードされているお客様におかれましては基盤上の4個 もしくは6個の電解コンデンサーを良質なオイルコンデンサーに置換するだけで大幅な改善が見込まれると思います。アップグレード済みのお客様に部品原価+インストール1万円のみで実施させていただきます.合計で3万円弱です。非常に結果がよいと思いぜひお勧めしたいと思いご紹介しました。ただ大きいオイルコンデンサーをマウントするため場所の確保と固定方法に工夫が必要ですが アンプの音質は最終的には部品で決定されることを再認識した今回の試作でした。興味がございましたらぜひお問い合わせください。アップグレードされている多くのお客様からはその音質にかなり満足されているとお聞きしていますが 今回の追加アップグレードは 正直それが別物と言って良いくらい改善すると思います。表現が難しいので改善とだけ申し上げますが コストを考えれば文句のないものだと思います。よろしくお願いいたします。

画像にありますJupiterのBeeswaxカップリング コンデンサーは評価用ですがこれは2007年頃に評価用に入手したものですでに生産されいない以前のモデルです 死蔵するのはもったいないので自分んが使うSa12で使っていますが他にも良いものがあるのでお客様のアップグレードではそちらを紹介させていただいています.なお現物の画像は無断流用を防ぐ意味で見えないようにさせていただきました。

シャシーのウォールにマウントしてカルダスのフックアップワイヤーで基盤に配線しています。

今後はB+電源のダイオードブリッジを整流管に変更して見たいと思います.それまでも十分に生命感あふれる実体感を伴った演奏者が見えるような表現を気に入っていましたがさらにそれがよりみずみずしさを増したようで より開放的で生々しい より理想的な音楽表現になったと個人的には感じています。

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2024年8月28日 (水)

THORENS TD 124 初期型 EMPORIUM 仕様をヤフオクに出しています。Sold

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f1150534247  —->  Sold 

落札いただき スムーズに受け取り完了いただきました。ご覧いただき ありがとうございます。

に出品しました。動作良好品です。こちらからお引き合いいただいた場合は何かおまけをつけさせていただきます。

T1Img_1256 Img_1258 T10 T9 T8 T7 T5 T12 ご興味があればお問い合わせ下さい。

ガラード401も出品しています。動作は良好ですが外観は並み品

 

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2024年8月26日 (月)

COUNTERPOINT SA12 電源部アップグレード整備品を販売予定です。

S121aS128 S125 知り合いが以前購入し 当方にて数ヶ月前にメンテナンスを兼ねてパワーサプライをアップグレードし
知り合いが最近まで使用してたものです。
私が個人的に使用していたフルアップグレードしたSA12が複数台あり
そのうち一台を購入いただいたため下取りで入ってきました。
6ヶ月保証です。取扱説明書日本語コピー付き
希望価格125000円 色はブラックです。
万が一の故障時は廉価で修理いたしますが、故障しやすい箇所はすべて対策していますので過去の経験から申し上げますと

最低でも15年くらい通常20年くらいはノートラブルでいけると思っています。控えめに申し上げていますが もちろんそれより長くノートラブルと言うことは普通にございます。

反応がなければヤフオクに出品予定です。

 

 

 

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2024年8月21日 (水)

SA5000 を知り合いが売却希望にてこちらでご紹介いたしました。ーー>予約済 8/23/2024

知り合いから委託された COUNTERPONT SA5000中古を販売予定です。色はシルバー ノア正規輸入品。ーーー>S様 予約にて商談中

この知り合いはもう一台アップグレードしたSA5000を使用中でこの製品を予備で持ってはいたんですが
趣味の死蔵在庫の整理目的もあり 使わないなら誰かに使ってもらった方が良いとのことで放出希望です。
まだ価格などは決めていませんが これから知り合いに送ってもらい点検を実施 必要であれば整備して販売予定です。
1年間 保証付 37万円程度を考えています。整備が必要ない場合はもう少しお安くできると思います、もしご興味があればお問い合わせください。品物が届きましたら画像などもアップさせていただきます。外観はまずまず綺麗です。

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2024年8月18日 (日)

カウンターポイント製品で当方で修理やメンテナンス可能な製品について

表記の件 お問い合わせをいただくこともございまして修理が可能な製品を以下に列記いたします。
参考になりましたら幸いです。以下の製品群に関しては当時の半導体デバイス、ネジ類 つまみ類 など入手が困難なものも私個人の趣味のような形でカウンターポイントの経営者兼設計者であったマイク エリオットが カウンターポイント倒産後に製品サポートをしていたALTA VISTA AUDIO が営業を辞める際に 持っていた在庫を調子に乗って購入したりしたためそれなりの量をストックしており、また現在修理できるデバイスに置換することもできますから製品を限定すれば修理できないものはありません。基本的に以下の製品は私が過去に使用もしくは現在も使用しているものであり自身でメンテナンスして使用してきた実績がある製品です。(一部を除きますが)
オーディオ販売店で修理できないと言われたようなものでも修理は可能です。電気回路ですから部品が手に入らない以外は技術的に修理できないことはなく 思想的にややとんがった部分はありますが特別難しい回路でもないので技術がある方奈良誰でも修理できると思いますし また 修理できる人はいっぱいおられると思います。修理できるものでもSa5000のように定電流ダイオードの一部がが入手困難なものもPowerMOSFETと抵抗で置換でき 性能も上がるので問題はありません。切り替えスイッチ類も市場から調達可能で 手にはいらないものはありません。まそのような部品も念のため当方ではかなりストックしています。そして今でも市場で調達可能です。おそらくオーディオ店とお付き合いのある業者さんが 色々面倒で断っているのかもしれません。あるいは工数がかかるため請求額が高くなってしまい折り合いがつかないため 修理をしたくないのかもしれません。昔カウンターポイントのメンテナンスをされてよくわかっておられた技術者さんが引退されたのかもしれません。業者さんも 得意不得意は当然あり 慣れている製品、慣れていない製品があるものです。技術者さん一人一人得意分野が異なり、かつ知識や経験も異なりしょうがない部分でもあると思います。当方も慣れていない製品の修理はしたくありませんので事情はよくわかります。
以下の製品は自分で使い自分で修理などのメンテナンスやアップグレードをしてきたものでもあります。 

私が引退する際にはノートに書きためた 様々な修理におけるノウハウや代替部品 c部品がない場合は置換回路図と使用部品情報など アップグレード情報など全ての情報をオープンに開示して誰でも修理できるようにできればと思っています。あるいは親しい技術者さんに引き継いでもらうべくお譲りするかもしてません。そうすることでより長く世の中に残り活用されていけばと思っています。

技術者の皆様ならわかることですが アンプは電気回路で構成された低周波増幅器ですから通常は修理が不可能であることが不可能です。このように思います。初めて手にするものなど慣れていなければ最初は時間がかかりますがすぐ慣れてきます。修理専門業者さんですと2-3何時間(長くての数時間)で治さなければ採算が取れないと言う事情もあり おそらく販売店さんと付き合いがある業者さんに断られるのではないかと推察します。そう言う品が私のと頃に来ることもあります。これは収益に関する事情なので業者さんがダメだとか良いかと言うわけではありません。費やした時間分の報酬をいただけるなら大変でも通常はお受けするものだと思います。ですので直せない=技術的困難ではなく引き受けたくないと言うことが大半だと思いますので諦めずおつきあいのある あるいは親しいショップや いろんな業者さんに聞いてみると修理できると言う話が出てくるかもしれません。

SA-4は出力真空菅8本の特性を揃えたものが必要で すでに市場在庫がないため 予備の8本マッチングが取れた真空管がない場合は 予備の真空管をあらかじめ持っているようなケースを除き修理は困難です。当方も在庫はありません。

 

6922, 7308, E88CC, ECC88, E188CC, E288CC, CCa ,6FQ7, 6N23P など6DJ8系の真空管と互換球および12AX7など 主として趣味で集めたものと故障修理用の使用目的で仕入れたものを合計 数百本程度在庫しており価格はピンからキリまでですが万が一故障時にも高価な真空管でなくとも十分な性能を発揮するものが多数ありますので供給に問題はないと思います。
電源系整流管 EZ80, EZ81など6CA4系は数十本 6BQ7 6GC5 6JC6 5651 系などSA5, SA5.1 SA2 で使用する真空管も数えていませんが結構な本数がありますので 故障時の供給に問題はありません。

 

以下修理可能な製品リストです。(一部は修理が不可能な故障もあります 本文参照ください)

 

1.SA-2 真空管式MCヘッドアンプ トランス在庫あり また国産のトランスに置換可能 その他 修理できない箇所はありません。
2. SA-6 真空管式MCヘッドアンプ トランスは国産に置換可能 その他 修理できない箇所はありません。
3. SA7, SA7.1 真空管式プリアンプ トランス国産に置換可能 その他 修理できない箇所はありません。
4. SA3, SA3.1 プリアンプ トランス在庫あり また国産のトランスに置換可能 その他修理できない箇所はありません。
5. SA5, SA5.1 トランス在庫あり また国産のトランスに置換可能 その他修理できない箇所はありません。
6. SA3000 国産のトランスに置換可能 その他修理できない箇所はありません。
7. SA5000 トランス在庫あり また国産のトランスに置換可能 その他修理できない箇所はありません。
8. SA12 パワーアンプ トランス在庫あり また国産のトランスに置換可能 入手難のMOSFET
在庫40CH分 20台分程度あり その他 修理できない箇所はありません。
9. SA100 パワーアンプ 国産のトランスに置換可能 入手難のMOSFETの
在庫40CH分 20台分程度ありその他 修理できない箇所はありません。
10. SA,20, SA220パワー・アンプ トランス在庫あり また国産のトランスに置換可能 入手難の

OUTPUT STAGE のMOSFET 在庫少量のみ 片方のチャンネルから音が出ないような場合 おそらく2台程度は修理可能です。OUTPUT STAGE以外の故障は部品は代替え品が入手可能にて全て修理は可能です。高負荷で使用される場合はOUTPUT STAGE 故障のリスクが上がりますが普通の音量で使われる分には基盤上のコンデンサーリーク以外はあまり故障したものを見たことが有りません。

11. DA10 トランス、レシーバーIC デジタルフィルターIC その他のICやトランジスターなど在庫あり修理 は可能ですが  ULTRA ANALOG 社のDAC基盤が搭載されているDA10UAの場合DAC基盤そのもが故障の場合は修理不可 DA10 STに搭載されている ANALOG DEVCES 社のDACは修理可能でこちらは修理できない故障はありません。

12. DA-11 PhilipsのCD DRIVEメカ CDM - 9の在庫は一台のみ CD DRIVE以外の故障は修理可能

13. NPA モノラルパワー・アンプ トランス在庫なし 国産にて対応可能 その他 修理可能

その他 SOLID M1, M2, SOLID 8 なども修理は可能です。

基本的に電解コンデンサー、フィルムコンデンサー 抵抗類は純正同等以上のものが現在も入手可能にて問題はありません。当時使用されていた半導体デバイスで現在代替え品がないものも代替部品を用いて等価回路に置換するなどし修理可能です。当時の部品ですでに入手ができないもののうち工夫しても置換できないものは 趣味の個人ではありますがそれなりの量の在庫を持っておりますので修理に関しては問題有りません。また米国の知り合いもある程度在庫を持っており また 同じ製品修理のご依頼が毎月あるような状態ではなく 今まで23年間ほどサポートをさせていただいた実績ベースでは向こう20年以上部品在庫は問題ないと個人的には思っています。

修理に関しては単に現状復帰するだけならそれほど費用もかからないことも多いのでもしお好きな製品が故障した場合諦めずに少し手を加えるだけで見違えるようになりますし 昔の製品はすべからく製造品質が高いので しっかり手を入れればよく働きますし 現在の製品を上回ることもしばしばだと感じています。(デジタル機器の情報量は除きます)

カウンターポイントはよく故障すると言われますが 故障修理時に他に故障しやすい箇所をついでにメンテナンスしておきますとその後 ほとんど故障した経験がありませんので そのあたりだけ気にかけておけば問題ないと思います。電解コンデンサーと言う消耗品を使用している古い電気製品は今は動いていても必ずメンテナンスは必須になりますから。全てのオーディオアンプに言えることですが 古いものを長く使うという意味では 少しだけコストをかけてメンテナンスしておくことが効率の良い投資にもなると思っており 質が高い新しい部品に交換することで 故障がなくなり音質も向上する利点もありますから お付き合いのあるオーディオショップや技術者さんに相談され 良いものを適切に維持管理してゆくのは非常に良いことだと思います。何かの参考にでもなりましたら幸いです。なお もしご興味がありましたら 上記以外でも個別に回答させていただくことは可能ですのでお気軽にお問いあわせいただけましたら幸いです。

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