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2007年12月30日 (日)

Spendor BCII と古きよき時代の文化とオーディオ

Bciia 最近 居間用にSpendor のBCII 最初期型(おそらく70年代モノ)を購入しました。BCIIは90年代まで変更を繰り返しながら約20年間生産されたロングセラーです。
私が若かったころB&WのDM4などとともにいいなーと思っていたものの高くて買えなかったスピーカーだったので行きつけのオーディオショップに立ち寄った際にたまたま 買い取りで入ってきていて まだ値付けもされていないところを予約していたものでした。
尚、続は長いです。。。^^;

Bcii 当時は30万円近くし 貧乏学生だった私には買えませんでした。JBLの4311もあこがれでしたが やはり20万円以上していて 高嶺の花だった記憶が あります。結局社会人になって最初のボーナスで初めて本格的な?スピーカーとしてJBLの4312を購入。当時 私は就職して半年で大阪から東京に転勤に なり 練馬に住んでおり秋葉原にある会社に勤務していて暇さえあれば仕事帰りにオーディオショップに入り浸っていました 笑。。。YAMAHAの NS1000Mなど他の候補もありましたが、中学生のころからいつかはJBLというのがあり聴き比べなどはせず迷わず買いました。昔は1ドル360円の固 定レートだったんですが、変動相場制が導入された直後だったように記憶しています。円が上がった関係で急激に安くなりペアで実売18万円くらいで買えたよ うな?その後16万円くらいまで下がった記憶があります。定かではありませんが。そして プリメインアンプは SANSUI AU-D707EX, レコードプレーヤーはDENON DP59M, カートリッジはShure V15 Type III をまとめて購入 全部で40万円くらい払ったような気がします。1980年ころ私にとってキャッシュで40万円は清水モノでした。笑 このころから輸入品が安いことを 知りオーディオの個人輸入をはじめるようになるのですが。。。。当時はインターネットもなく 殆ど手紙やFAXでやり取りし、国際郵便為替で送金するとい うものでした。輸入オーディオ雑誌の広告などをたよりに まずはお手紙をお送りしたり電話をしたりというようなのんびりしたやり取りでした。おかげで20 才代半ばで英語をマスターし?笑 その後米国の会社に就職し 今の仕事に役に立っているという具合です。趣味も役に立つもんですねー。笑 
現代は通信が異常に発達し必要な情報はいつでも入手でき、便利にもなりましたが、休む暇がないほど何かに追い回されるはめにもなり、健全な生活ということ では弊害はそれ以上に大きいような気も致します。地球上の生物でおそらく人間だけがこのような急激な変化を体験しているのでしょう。これはまた後で書かせ て頂きます。また脱線しましたがそれらの機器は以後10年以上使いました。私が新品のオーディオ機器を購入したのはこれが最初で最後です。その後二フ ティーサーブなどのパソコン通信が盛んになり個人売買などで売り買いをするようになっていきますが当時はまだインターネットは普及しておらず ネットス ケープなどの試作品が出てはいたものの接続環境がなく普及するまでに数年を待たねばなりませんでしたが。。。。このころMACINTOSH Plusを購 入しパソコンを多用するようになりました。インターネットは平成になってから急速に浸透していきましたね。どうやってインターネットをはじめたかはなぜか 思い出せませんが。。。。再度脱線失礼します。
このSpendor BCIIは今聴くと現代のハイファイの水準からみるとちょっと昔の音という風情ではありますが味わいを感じます。また30年の歳月でユニットや部品の劣化 もあるでしょうしね。これを購入する時に もう一台かなり後期に製造されたBCIIも同時に売られていてウーハーやバスレフダクトのチューニングも異なる ため店で試聴させてもらいました。もっとも最初からこれを買うことは決めていたのですが。。。。その感じでは後期型は低域、高域とも音の出という点ではこ れよりは良かった気がします。。音色はまた別の話で私はこの初期型のほうが変に音作りをしていないというか無理をしていない感じの音質で好ましかったで す。。最初は全然買う気もなかったんですけどね。。まあ たたずまいが好きでしたし この年代のUKのスピーカーは独特の個性があった気がして。ゆったり とクラシックをBGMとして聴くには良いかなーと思いまして何気なく気がついたら買っていましたが、たしかに雰囲気がいいですねー。そして聴き込んで行く と思ったより聴き応えもあって、昔はこれに限らず見た目も音も個性的なスピーカーもあって面白かったなーと記憶がよみがえってきました。。。。。個性が強 い=完成度という点では低い のかもしれませんが。。音のたたずまいや味というものが強く残っていた気も致します。ただし16センチウーハーの3wayに しては大きいので邪魔になると家族には不評でしたが。 確かに現代の製品では30センチ3way位の大きさはありますね。笑
ちなみにこのころのUKのスピーカーはB&WではDMシリーズ、RogersではStudio シリーズ、SpendorのBCシリーズがあり ユニットメーカーがKEFしかなくどのメーカーも同じユニットを使っていたと思います。このころのKEF のウーハーはある帯域でピークが出るため(多分共振するといわれていたような?)ダンプ材を塗っていたと記憶しています。どうでもいい話なんですけど ねー。懐かしいなー。。。。と思いまして。。。。また同時にこういうのを聴いていると逆に音を気にせず音楽に没頭できるという気も致します。。。。。
しかし作りはかなり荒いですねー。。。バッフルはベニアをくりぬいて黒を吹きかけただけだし。。。笑 さて話が飛びますが、
通信が発達し、便利になった現代を見るにつけ、なんだか人間不在の製品が増えたというか、人間が主導ではない世の中に変わってきているのではないかという ふうに感じます。利益さえ出ればよいというようなですね。確かに国際競争に勝たなければ生き残っていけないですからやっていくのは大変で すが、至上最高の利益を出している企業もあるのに実際に貢献した人々に還元されす、企業と株主だけが儲かっているという。。。。企業は利潤の追求にやっき になり人間は使い捨てというかですね。。。。人間がやっているのに扱いは機械と変わらないというか。。。といおう違和感を感じずに入られないですし、企業 は人間のために(従業員のために存在するのではなくお金をもうけるためだけに存在し一人歩きしているような印象をもってしまうのは私だけでしょうか?利益 が出るならどうせ税金で持っていかれるわけでその分を社員に還元するというように企業と従業員の間に目に見えない信頼というか 協調する関係があっても良 いと思うんですけどねー。。。。このやり方ですと短期的には良くても 経済を支えるべき消費が衰弱していきすぐに破綻すると私は思いますが、どうなんで しょうか?ただでさえこれだけ借金しているわけですから消費税上げたって購買力が落ちている今日 本当に必要なもの以外は何も買わなくなるでしょうにね。
グローバリゼーションに対応しさらによりよい生活環境を作っていくには物質的な存在を超えた価値というようなものを見出すことも必要ではないかと最近は感 じますが。。。国土や天然資源は限られておりこれらの争奪を繰り返しても 最後はそういう争いの無益さを露呈するだけではないでしょうか?既にそのつけを 払わせられ始めてもいますし消費文化、お金儲けだけではない物質に頼らないクリエイティビティーを発揮すべき時がきているのではと最近は特に思います。今 年のトレンドは何か?なんてことはどうでもいいことだと思うんですがね。笑 しかもそれらは誰かがお金儲けのために仕掛けているだけで自分だけの普遍的な 価値を持っていればそんなものに振り回されることもなくより精神性の高いインテリジェンスな文化を作っていけると思うんですが。。。とまあ またわけのわ からない方向に行ってしまいまい失礼しますが、昔はそういうものがもう少しあったような気がしたもので。。。。。。少なくとも人間同士の付き合いはもっと 深くまた健全であったような気がします。ということを居間に置いているこのSpendor BCIIを見聴きしながら感じた次第です。お粗末。。。。。

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コメント

スペンドールBC-Ⅱ、懐かしいです。実は、昔、使っていたことがあるんです。英国紳士的な音、特にチェンバロの音など好ましい再現でした。確かツイーターがITTで、ミッドレンジがセレッション、ウーファーはスペンドールのオリジナルでしたか・・・?専用のアンプも出ていましたね。

投稿: william_kapell | 2007年12月30日 (日) 08時58分

おお、使っておられたんですねー。。さすがお詳しい!ユニットはおっしゃるとおりで、私の記憶が間違っていました^^;
先日ebayをみていたところパワーアンプ内臓のBCIIが出ていました。価格が上がりすぎて落とせませんでしたが。私が18歳のころに 店に展示してあったこれとB&WのDM4で聴いた弦の音がそれまで聴いたものとあまりに違っていていまだに耳に焼き付いています。

投稿: vin | 2007年12月30日 (日) 23時19分

スペンドールBC-Ⅱは、真空管アンプとの相性がとても良く、Voive Audio Fukuokaのパワーアンプ(出力管はテレフンケンEL-34)で素晴らしい音楽が聴けました。BBCモニターとして開発されたBC-Ⅱは、当初、英国でEL-34を使ったアンプで駆動されていた様に記憶していますが、間違っていますでしょうか?

投稿: william_kapell | 2007年12月31日 (月) 09時01分

球アンプとの相性は本当によさそうですね。
実は居間用に小出力の真空管アンプを捜しはじめてます。笑
BBCでBCIIにEL34アンプが使われていた事は知りませんでした.^^; 歴史を紐解くのは楽しくこれももう少し調べてみたいと思います。

投稿: vin | 2008年1月 1日 (火) 23時06分

すみません、上記コメントの一部訂正です。
「Voive Audio Fukuoka」でなくて「Voice Audio Fukuoka」です。
失礼致しました。

投稿: william_kapell | 2008年1月 2日 (水) 06時34分

いえいえ、おそらくそうだと思っていました。^^ 

投稿: vin | 2008年1月 3日 (木) 07時01分

渋くて好感が持てるスピーカーですね。20年前にツィーターが紫色をしたきれいなスピーカーを見て、国産にないおしゃれなスピーカーだなと思いました。そのときはジャズしか聞いていなくて、クラッシック向きだから合わない旨のアドバイスをうけましたが、鮮明に記憶しております。今はロジャースですがプリメインのD40があるので、いつか組み合わせてみたいです。アンプか゜黒なので、ブラックアッシュなんかかっこいいですね。

投稿: kadoban | 2011年7月26日 (火) 10時55分

スペンドールBC2、現在も愛用中。1999年に最終生産された限定品ですが。
クオードⅡクラシック(モノラル・パワーアンプ×2)で駆動し、シャープで解像度の高い美音を聴かせてくれています。

投稿: ピニンファリーナ | 2013年9月28日 (土) 15時07分

失礼しました。遅くなりました。
BCIIは手放してしまいましたが、置いておけば良かったといまでも思っております。
当時の Rogers LS 3/6 とほぼ同じサイズ、ユニット構成ですし、過去にLS 3/5Aを処分してこれを購入し朗々と鳴るところが好きでございました。

投稿: vin | 2013年10月11日 (金) 02時44分

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