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2011年6月13日 (月)

整流管交換時の留意点

整流管が故障するとアンプガ壊れて思わぬ大被害になる事があります。

真空管交換前には出来る限り真空管テスターで異常がないかどうか

確認される事をお勧めします。

新しい真空管に交換したが音が出なくなったような場合はおおむね B+電 源が来ていないことがほとんどです。原因は整流管のヒーター切れが最も多いので交換時にヒーターが点灯するかどうか確認をした方が良いでしょう。少し衝撃 を加えただけでヒーターのフィラメントが切れてしまう事もありますし、初期不良で電源投入と同時に切れてしまう事もあると思います。

極まれに真空管内部でスパークするのが見えたりする事もありますので、交換前にテス ター、チェッカーで真空管が正常である事を確認する。装着して立ち上がるまで目視でチェックするなどの手順を踏まれた方が機器の故障を防ぐために有効だと 思います。以上私の経験および、いろいろな方からお預かりした修理品の状況から書かせて頂いた方が良いと思いました。

しかし殆どの場合こういうトラブルは起きないので問題視するかどうかは個人の判断になると思います

SA5.1SA2では6GC5ほか電源レギュレーターの球が異常となりますと抵抗が燃えて煙が出たりしますが、私のSA5, SA5.1SA2では10年以上使っていますがまだ一度も経験がありません。最もその間になんどか真空管を交換しているので問題が無いと思われますが

基本的に電源系の球は長持ちするようです。SA5000では12AX76DJ8も レギュレーターで使われておりますが、これらの球の故障も殆ど見た事はありません。しかし、問題が無い場合でも互換球に交換され、その球が故障してアンプ が壊れたという事例がありますので、電源系の球を交換される場合は可能な限りテストしたものを使われる事をお勧めします。NOS球を購入され交換したが動作しなかったり、アンプが壊れる事も極まれにお聴きしますので、新品、中古に限らず購入の際には留意すべ機と考えます。

また整流管を使っている電源でトランスのうなりが大きくなった場合は整流管がそろそろ寿命である事が多く、早めに交換される事をお勧めします。Vintage真空管アンプは古い車と同じで普段の点検と適切な定期的部品交換により人間の寿命より長持ちしますので真空管交換だけに目を奪われる事無くバランスのよいメンテナンスをお勧めしたい所です。

特にアップグレードしたアンプの特徴は鮮度とダイナミックスが向上し音質が滑らかになることや

艶が出てくる傾向があり、音が薄まる事無くより生命感などが表現されるようになり、今は満足しています。当然これらは機器のキャラクターという事になるのですが、それが音楽評現状好ましい場合はユーザーに取って良い選択になると思います。私の経験上トランジスターアンプではどうしても出ない傾向であるため、真空管アンプを使っていますが、トランジスタ−素子そのものにもメーカーや品種により固有の音質傾向があり、それらのキャラクターがアンプの音となって出てくる事も今まで経験した所でございます。もちろん抵抗やコンデンサーも固有のキャラクターを持っていますし、プリント基板もキャラクターを持っていますし、回路設計でもやはり変わって来ますから、その辺りはややこしいのですが、設計者や製造者が音決めの段階で部品選択をしコストをにらみながら回路設計をし最善を尽くした物が製品として販売されているということだろうとおもいます。次回はステップアップトランスと 真空管MCヘッドアンプ SA-2の音質傾向の違いについて上げさせて頂きたいと思っております。その次はフォノイコライザー SA9Jrなども考えております。

またSA3000SA5000アップグレードの考察なども。

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コメント

はじめまして
僕にとっては管理人様がオーディオに帰られた(ご無理のないテンポということでしょうが)事は長く楽しみにしていただけにハッピーです。

さてLINE AMP部V3(SA-3000)以前はフィリップスSQでしたが、エコーが出始め、バイアス調整せずローレンツのPCC88に替えました。今のところエコーもでずノイズもより少ないです。

V3はバイアス調整にあまり神経質になる必要もないという人もいますがどうでしょうか。ただ僕としてはテスターででも調整したらより音質向上できるのではとも思っています。
米のサイトを彷徨た末拙い英訳を通してですが基板上U点を3.6VになるようにVR5を調整しか分かりません(これも曖昧です)。テスターの±のリードをどこにあてがい、電源はスタンバイかレディまでかは不明です。
もしよろしければ簡単でいいですからアドバイスいただけたら幸いです。

投稿: ポンタ | 2011年6月18日 (土) 23時50分

ポンタサン、初めまして、ご存知の通り、残念ながらバイアス調整はテスターでは不可能です。パルスジェネレーターと歪み率計かオシロスコープを使う以外に正確にあわせる方法はありません。真空管によってリニアアリティーが良い領域がそれぞればらついており電圧はとりあえず許容範囲に入っているかという目安をみるためにしか使えません。
但し、自分の耳で聞いて好みの音質になる所にバイアスをあわせる事は可能です。私は自分のアンプではそうしています。
バイアスが浅いか深いかによって繊細でも音が細い、上がつまるが厚みがあるなどの変化が出て来ますのでその間で好みの所を探す事も可能です。余りお役に立てませんが測定器無しでDIYで行うにはどうしても限界があります。余りお役に立てませんがよろしくお願い致します。

投稿: vin | 2011年6月19日 (日) 10時09分

管理人様
ご返答遅くなりました。ありがとうございます。

>>自分の耳で聞いて好みの音質になる所にバイアスをあわせる事は可能です。

限界内で枝葉的ですが、あれこれし試行錯誤しながらやってみます。

投稿: ポンタ | 2011年6月20日 (月) 23時42分

あまりお役に立てませんが測定器無しでアンプの調整は出来ませんのでご理解頂けましたら幸いです。またバイアス調整は慣れた方ならスピーカーで音を出しながらできるのですが、いろいろ気をつけなければならない所があり、また経験的なノウハウなどもあるので、スピーカーを飛ばすリスクがあるため、
可能な限りパワーアンプの電源を落として行うようにし、スピーカーを飛ばさないようにくれぐれもお気をつけください。これくらいしか言えませんが、よろしくお願い致します。

投稿: vin | 2011年6月21日 (火) 10時59分

夏の暑さと節電ということで、アンプに火をいれていないのですが、涼しくなってやはりスイッチをいれてしまいました。ところがsa5000の中でスパークが。スピーカーからは低音のボコっという大きな音。バチっというスパークとスピーカーからのノイズでたまらず電源オフ。しかし音楽はいい音で鳴っていました。何がおかしくなったのでしょうか?

投稿: tintin | 2011年8月22日 (月) 00時00分

tintin様、しばらく留守にしており遅れましてすみません。

ご指摘の内容だけでは何とも言えないのですが、スパークとのことですがアンプの基盤にこげた後などありますでしょうか?スパークのみで煙が出ない場合、ノイズが出ていても音楽も聴こえる場合は真空管の劣化によるスパークした光が見えたかもしれません。どの真空管かはわかりませんが。
詳細は長くなりますのでもし解決出来ない場合はメールでお問い合わせください。よろしくおねがいいたします。

投稿: vin | 2011年8月27日 (土) 05時38分

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