ちょっと小話ですが
非常に初歩的なことですが古いスピーカーを何年も使わず保管していざ使おうかと思ったら音が出なかったり 出たり出なかったりすると言うことを経験された方もおられると思います。音が途切れたりする場合原因は大抵は内部配線の端子部の接触不良が多く特に差し込み式端子の場合 空気中の水分と金属表面のメッキが反応して透明な酸化膜を形成します。ですのでちゃんと刺さっていても 接触部に絶縁膜が形成されて抵抗が発生する場合は電流が流れないため音が出ない 出ても時々しかでないなんてことがおこります。特にツイーターは電流量が小さいので起こりがちです。これは電流ドライブのトランジスターアンプにほぼ限る現象で接点部に抵抗が発生すると電流が流れないことが原因です。もちろん異金属同士の接触では50ミリΩくらいの接触抵抗は通常でますのでそれは問題ではありません 数百ミリΩくらいから問題が出始めると思います。音量を上げると音が出るが下げると出ないとか?こう言う場合は接点をクリーニングすれば良いのですが とりあえず手っ取り早く復帰させたい場合は出力トランスを持った真空管アンプや半導体アンプでもMacintoshのようなトランス出力 すなわち電圧ドライブ型で大抵はとりあえず解消します。スピーカーのドライブは大きく分けて
定電流ソースを使い少ない一定の電流と大きな電圧変化でスピーカーの駆動電力を作る 電圧ドライブ(真空管アンプなどの出力トランスを持ったもの)と
50-80vdc程度の定電圧ソースを使い大きな電流変化でスピーカーをの駆動電力を作る電流ドライブがあり電流ドライブは負荷抵抗が十分低ければアンプの能力の範囲でいくらでも電流を流せる構造ですが抵抗値が高いと流れないと言う特性があり そう言う時に内部の配線経路にコネクターがあった場合表面が腐食して二つに金属同士の接触面の接触抵抗が上がったり同通はあるが電流が通れる面積が小さくなってしまっている場合に音が出ない とぎれるなど出やすいですが 電圧ドライブの場合はスピーカー駆動に要求される電流値は低いのであっさり音が出たりします。こんなことを昔若いころ経験し色々あるなーと思ったものです、音が出るが途切れる場合は故障ではなくどこかの接触不良の場合が多いので確認されてみたらいかがでしょうかと追うお話でした。真空管アンプを使っても音がとぐれる場合はある一定音量でしばらく使っているうちにマイクリロスパークが発生して接触面にある腐食部分をクリーニングする作用(簡易的プラズマクリーニングのような物)もありますので そのまましばらく使って見るのも良いと思います。 1番は分解掃除が良いのですが。どうでも良い話ですが わたしも若い頃経験して結構びっくりしたので書いみました。普通はあまり経験しませんので
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